3回目の生検結果
C総合病院での初めてのCT検査は、Bクリニックの先生が造影剤CTにチェックを入れていたにもかかわらず、単純CTとなった。
検査が始まる際、『あれ、造影剤っていつ入れるのだろう』と思ったのだが、工程を知らない身。そのまま検査は終わる。
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画像所見
(胸部)
左鎖骨上窩に小さなリンパ節が散見されます。
肺野に結節・腫瘤なし。consolidation なし。
縦隔に有意サイズの腫大リンパ筋を認めません。
胸水貯留なし。
(胃部)
胃角部小弯、幽門前庭部に高度な壁肥厚がみられます。・・・ご指摘がありましたとおり、胃がんが疑われます。
腸間膜に小さなリンパ節が散見されます。
ダグラス窩に腹水(+)。
肝内に低濃度域が散見されます。・・・嚢胞が疑われますが、肝転移巣が混じっているかもしれません。
胆、膵、脾、腎、副腎に著変なし。
診断
胃癌(疑い)
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* 原文ママ、なのですが、なんでこの種の結果報告に「・・・」を入れたいのでしょうかねえ。感情の動きか何か?
しsかし、生検結果は、再び陰性であった。
先生「陰性だけどね、CT結果も癌であることを・・・」
私「示唆しています?」
先生「そう。サポートしている」
私「余命はどれくらいでしょう?」
先生「まだ、余命なんて早い!」
私「片付けなくちゃならないことあるので」
先生「抗がん剤使って癌を小さくして、手術し、2年経ってるけど、今、ピンピンしている子もいる」
私「はい」
先生「このまま外科の先生に紹介しようか・・・(半ば自答)。いや、癌でないのに胃切除になったら大変なことになる。総合病院で検査してもらって。胃カメラ検査で一番なのは、D病院のD先生。予約取るから」
初診の際、癌の疑いがあるとの説明の折に、病院年鑑をパラパラ開きながら、先生に「どこの病院がいい? どこでも紹介してあげる」と訊かれた。
私「どこがいいかなんて私にはわからないので、先生がいいと思う先生をご紹介ください」
先生「E先生が大阪で一番だったんだけど、転院されてXX県に行かれて」
私「XX県は、ちょっと遠い・・・」
先生「E先生に『先生がいなくなった後、どなたを紹介すればいいのでしょう?』と言ったら、『F総合病院のF先生』との答えだった」
私の頭に、『手術するなら、F先生』という情報がインプットされ、帰宅後、ネットでF先生の名前を検索し、紹介記事、画像等を見、『F先生を紹介してもらおう』と心に決めた。
だから、生検結果が陰性で、再検査はD病院のD先生を勧めると聞いたとき、『検査と手術の病院が違っちゃっていいんだろうか』と思ったのだが、B先生が、「D先生が一番」と言い切られたので、予約して頂くことにした。
B先生ご自身、私の胃の中に胃カメラを挿入し、細胞を採られるときに、「場所なんだよ」とおっしゃっていたので、今回生検結果が陽性であると確信されていたのだと思う。ところが、また陰性であったために、先生が一番信用する内科医を紹介されたのだろう。